研究課題/領域番号 |
11228204
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
福住 俊一 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40144430)
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研究分担者 |
諸岡 良彦 常盤大学, コミュニティー振興学部, 教授 (70016731)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2003
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キーワード | 金属酸素錯体活性種 / 生体内分子論 / 触媒化学 / 物質・エネルギー変換 / 反応制御法 / 酸素活性種 / エネルギー問題 / 地球環境 / Oxygenation |
研究概要 |
地球環境の危機およびエネルギー問題の根本的解決のためには、酸素と水の相互変換の過程に存在する様々な酸素活性種の分子論と反応制御法を確立する必要がある。本申請研究では、様々な酸素活性種の構造と反応性を分子レベルで明らかにし、その反応性を制御する方法を確立することにより、水を電子源とするクリーンな光エネルギー変換を達成するとともに、酸素活性種による新しい高効率かつ高選択的な物質変換手法を開発することを目的とする。本研究目的を達成するために、(1)酸素活性種の電子移動特性、(2)酸素活性種の創成と構造、(3)酸素活性種の反応制御、(4)酸素活性種の触媒機能の4つの主要テーマを設定し、そこで得られる知見を総合的かつ立体的に組み立てて「酸素活性種」に関する共同研究を当該分野を世界的にリードしている研究代表者が緊密な連携の基に強力に推進した。平成11-12年度は、班会議を2回(大阪、金沢)、公開討論会1回(金沢)を行い、総括班員と研究代表者が緊密に連絡を取り合い、研究目的が予定どおり遂行されているか評価を行うとともに情報ネットワークを駆使して研究者間の研究打合せや情報交換を頻繁に行い、本研究が効率良く潤滑に進展するようにした。諸岡は、錯体化学的および触媒化学的な両者の視点から、各研究グループの研究成果を総合的に評価し、今後の研究展開に関する助言を行った。また、福住は、領域代表者として、研究全体の展開に配慮しながら、効率的な研究の展開を図った。その結果、研究目的の達成に向けて各テーマごとに顕著な研究成果が得られた(研究業績参照)。
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