研究課題
特定領域研究(B)
当研究課題は総括班のものであり、6課題の計画研究からなる特定領域研究の開始と初年度の運営と研究推進を行なった。すなわち、阿部訓也(熊本大・遺伝発生医学研究施設)、中辻憲夫(京大・再生医科学研究所)、河野友宏(東京農大・農学部)、小倉淳郎(国立感染症研究所)、西宗義武(阪大・微生物病研究所)、岡部勝(阪大・遺伝情報実験施設)を代表者とする計画研究は、各研究機関で既に備品等の導入をすませて研究を開始し順調に研究の進展が始まっている。平成11年11月15日には、第一回の班会議を国立遺伝学研究所において開催し、各計画研究の代表者および主な研究分担者から当特定領域の研究期間全体にむけた研究方針の発表と参加者相互の討論が行なわれた。班会議に参加した総括班員からも活発な発言があったが、総括班員全員には各計画研究の研究方針を取り纏めた資料や参加者名簿などを送付して検討を依頼することによって、当特定領域の研究開始状況の把握と相互交流を図っている。なお当特定領域の計画研究は、全て哺乳類の生殖系列細胞の発生分化と発生工学に関わる研究であるので、相互に関連する研究も多く極めて活発な情報交換と相互討議が行なわれており、参加研究室間の連携が促された状況で研究が開始している。今後の計画としては、平成12年度には各計画研究において具体的な研究成果が得られることを予想できる。また計画研究相互の連携を図り、参加研究室間や総括班員との討議による研究推進を行なうための班会議を開催すると同時に、当該研究分野および関連分野における研究者や学生の参加を積極的に促すための公開シンポジウムの開催を予定している。
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