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2001 年度 実績報告書

メダカに学ぶ脊椎動物ゲノム再編の分子基盤の総括

研究課題

研究課題/領域番号 11236101
研究機関東京大学

研究代表者

嶋 昭紘  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (60011590)

研究分担者 清水 信義  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50162706)
長濱 嘉孝  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (50113428)
鈴木 範男  北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20082133)
城石 俊彦  国立遺伝学研究所, 系統生物センター, 教授 (90171058)
岩槻 邦男  放送大学学園, 放送大学・教養学部, 教授 (10025348)
キーワード班会議 / 中間ヒアリング / 課題名の発展的変更 / メダカゲノムシークエンシング / Medaka Genome Initiatives(MGI)
研究概要

今年度は、この813領域が発足して3年目に入った。従って、当初からのスケジュールによれば、2001年の秋頃には「研究開始3年目の中間ヒアリング」が行われるはずであり、2001年7月の班会議は、主としてこのヒアリングを念頭に置いて、問題点の指摘と対応策の検討を行った。
実質2年半の研究期間に、各計画研究は、ほぼ当初の予定どおり進捗した。なかでもゲノムマッピング情報が充実し、高品質のBACライブラリーが作成され、大量のBAC末端配列解読を高い成功率(90%以上)とクオリティーで行うことが可能になった。このデーターはBACライブラリーを用いた物理地図作製において最も有効に活用することができるが、BACクローンのマッピングが当初の予測よりかなり簡便に進められることが判明した。そこで、田中班は、BAC末端配列のメダカ染色体上への高密度マッピングを進めることで、物理地図と連鎖地図の橋渡しをする方向に焦点を絞り、研究課題名をこれまでの「メダカ高密度ゲノムマッピングのためのSSLPmarker単離」から「メダカBACクローン末端配列の高密度ゲノムマッピング」に変更し、領域内でのゲノムマッピングの重点化を図ることにした。
上述のごとく本領域のこれまでの成果として、高品質のBACライブラリーが作成され、BACクローンの末端配列解読が既にはじまった現状を、今後のメダカ全ゲノム・シークエンシング戦略を策定する上で極めて具体的な基盤が芽生えている、と評価した。本領域の関係者が、これまでの領域内での研究経験と実績に基づき、組織内外と連携しつつ、次なるメダカゲノムプロジェクト実施案を策定することを強く勧めた。
国際的な連携としては、European Molecular Biology Laboratory (EMBL, Heidelberg, Germany), Max Planek Institute for Molecular Genetics (MPIMG, Berlin, Germany),およびCNRS (Gif sur Yvette Cedex, France)と連携してMedaka Genome Initiativesを立ち上げるとともに、国内的な組織であるERATO近藤誘導分化プロジェクトおよび特定領域研究(C)小型魚類研究グループとも協力して研究を進めてきたことが評価された。
なお、「研究経過ヒアリング」(2001年9月18日MEXTで実施)の結果、妥当な評価を受けたことは特筆に値する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.Wittbrodt, A.Shima, M.Schartl: "Medaka -A Model Organism from the Far East"Nature Reviews Genetics. 3巻1号. 53-64 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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