メダカHNI系統BAC末端塩基配列数百種類を慶應大学の浅川班から送付された。これも基づいて、現在約200種の蛍光プライマーのセットを作製、HNIとAA2の2系統のメダカゲノムを鋳型とし、PCRを行うことにより、2系統間で断片長の多型が生じるプライマーセットを選別した。次にこの選別されたプライマーを用いてHNI雄のタイピングパネルを用いることにより、ABI3700キャピラリー電気泳動装置を用いてタイピングを行い、東京大学の三谷、成瀬班の連鎖地図にマッピングを行っている。 また通常に用いるアクリルアミド電気泳動でも、これら蛍光プライマーが同様なタイピング結果を与えるかどうか検定したところ、同じようにタイピングできることが明らかとなった。このことは現在選別しているプライマーが通常の電気泳動でも使用可能であることを示しており、より汎用性の高いマーカーであることが示された。
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