研究課題/領域番号 |
11303002
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
尾高 煌之助 法政大学, 経済学部, 教授 (90017658)
|
研究分担者 |
菊地 道樹 法政大学, 経済学部, 教授 (90143718)
金子 勝 法政大学, 経済学部, 教授 (20134637)
絵所 秀紀 法政大学, 経済学部, 教授 (10061243)
深尾 京司 一橋大学, 経済研究所, 教授 (30173305)
つる見 誠良 法政大学, 経済学部, 教授 (10061227)
|
キーワード | 国民経済計算 / 比較経済史 / アジア / マクロ経済 / 経済統計 / GDP |
研究概要 |
(実施した研究作業の内容) 平成7-11年度にわたって実施された一橋大学経済研究所COE形成プロジェクト(汎アジア圏長期経済統計データベース)の成果を受け、その広域共同利用への第一歩として、以下の準備作業を実施した。 (1)上記研究所と法政大学比較経済研究所との間で研究情報を共有するため、人的ならびに研究補助資源の整備。 (2)関連する基礎概念ならびに分析枠組みの総点検。具体的には、産業/商品/職業分類の国際標準化、基準年次ならびに重みの作成方法、指数問題の処理、旧計画経済圏採用の国民経済計算体系(MPS)の市場経済体系(SNA)への転換方法論、欠損データの個別的処理方法、購買力算定法、など。 (3)比較経済史の方法論的検討と、その根底をなす問題意識(生活の質の測定、経済グローバル化の扱い、など)の解析。 (4)経済史統計資料の史料量批判的検討と、それを利用した時系列統計の作成。 (研究戦略に関して得られた所見) これらの検討の結果、次の二つの所見を得た。 その第一は、比較数量分析に際して、あらためて現代日本経済史の経験を分析軸の一つとして捉える必要があるということである。 その第二は、現在までに蓄積された研究成果をもとに、(上記第一点をも考慮しつつ)少人数の国際研究集会を開催するのが有益だということである。 これらについては、本プロジェクトの第2・第3年度でその実現に努力したい。
|