研究課題/領域番号 |
11303002
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
尾高 煌之助 法政大学, 経済学部, 教授 (90017658)
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研究分担者 |
鶴見 誠良 法政大学, 経済学部, 教授 (10061227)
菊池 道樹 法政大学, 経済学部, 教授 (90143718)
絵所 秀紀 法政大学, 経済学部, 教授 (10061243)
深尾 京司 一橋大学, 経済研究所, 教授 (30173305)
三重野 文晴 法政大学, 経済学部, 助教授 (40272786)
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キーワード | 国民経済計算 / 比較経済史 / アジア / マクロ経済 / 経済統計 / GDP |
研究概要 |
1.19世紀後半から20世紀前半にかけてのインド人ロ動態の南北差は、出生率・死亡率それぞれの南北差によるところが大きい。死亡率は開発の、出生率は女性の社会的地位の違いで説明される。 2.20世紀の南アジアにおける農業成長に対する作付けシフトの影響は、インドよりもパキスタンに、また戦前よりも戦後(1950年以降)に顕著であった。 3.中国本土の経済近代化推計は過少ぎみであること、またその原因を明らかにした。 4.20世紀アジアの貿易統計(国際標準商品分類による時系列)を整備し、横断比較に備えた。 5.1930年代東アジアの購買力平価を実測し、日本と台湾の実質消費水準は、それぞれ朝鮮のそれの(約)4および8倍だった。 6.第二次大戦後タイの金融統計(時系列)を体系的に整備した。 7.戦前東南アジアの市場機能は東アジアのそれと構造的に異なっていた可能性があることを、金融的データから指摘した。 8.ネルー時代のインド経済思想はもっぱら供給側の発想に終始し、需要要因が成長の制約でもある点を見落としていたと指摘した。 9.東アジアの持続的成長は、経済構造変革によって促進された側面が大きいと指摘した。 10.長期経済統計の資料的展望により、広域アジアの比較経済史の新構想とその課題とをデッサンした。 11.20世紀台湾の長期マクロ経済統計を体系的に再整備・公開する準備を整えた。 12.19世紀〜20世紀コリアの長期マクロ経済統計を体系的に再整備・公開する作業を実施した。 以上の研究成果は、項目11〜12を除き、平成15年度中に単行本として法政大学出版局から上梓する予定である。
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