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1999 年度 実績報告書

原子核乾板によるニュートリノ振動の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11304016
研究種目

基盤研究(A)

研究機関名古屋大学

研究代表者

丹羽 公雄  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60113445)

研究分担者 青木 茂樹  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (80211689)
中村 光廣  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90183889)
キーワードタウニュートリノ / 原子核乾板 / 素粒子標準模型 / クォーク・レプトン / ニュートリノ振動
研究概要

CERNの加速器を使ったニュートリノ振動の共同研究CHORUSの推進を行ってきた。Phase-1の解析を完了して、υ_μ-υ_τ振動でsin^2(θ_<μτ>)<7.7・10^<-4>の上限値を得た。
名古屋大学は平成11年度の8月までに、自動飛跡読み取り装置5台を旧式のNTS装置の10倍の性能を持つUTS装置に変更する作業を完了した。この解析装置の強化を受けて、9月以降CHORUS解析のphase-2をスタートさせた。現在までに10K反応のNET-SCAN方式の読み取りを完了した。phase-2が完了すれば、τ検出効率はphase-1の約2倍に向上し、ニュートリノ振動(υ_μ-υ_τ)の混合角sin^2(θ_<μτ>)の検出感度が2倍良くなる。2年計画で進行。なおphase-2では、数1000例のチャーム粒子を得る予定であり、ニュートリノによるチャーム粒子生成の研究も推進される。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 丹羽公雄: "ついにとらえたタウニュートリノ"日経サイエンス. 29・10. 88-97 (1999)

  • [文献書誌] 丹羽公雄: "タウニュートリノを探して"科学. 69・2. 94-106 (1999)

  • [文献書誌] 中村光広: "タウニュートリノ存在の実現"パリティ. 14・4. 43-45 (1999)

  • [文献書誌] K.Niwa: "Nuclear emulsion in a large hybrid experiment (CHORUS) to search for υ_μ-υ_τ oscillations"Nuclear.Inst.Method. 11・7(in press). (1999)

  • [文献書誌] 丹羽公雄: "ニュートリノ研究の展開「米国とCERNにおける国際共同実験」"学術月報. 52・9. 52-59 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-09-07  

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