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2000 年度 実績報告書

北極海海嶺活動の地球科学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11304024
研究機関東京大学

研究代表者

玉木 賢策  東京大学, 海洋研究所, 教授 (50188421)

研究分担者 金沢 敏彦  東京大学, 地震研究所, 教授 (30114698)
石井 輝秋  東京大学, 海洋研究所, 助教授 (80111582)
徳山 英一  東京大学, 海洋研究所, 教授 (10107451)
蒲生 俊敬  北海道大学, 理学部, 教授 (70143550)
藤本 博巳  東北大学, 大学院・地震火山噴火予知研究観測センター, 教授 (50107455)
キーワード中央海嶺 / プレートテクトニクス / 熱水活動 / 北極海
研究概要

平成12年6月に、乗船予定の日本側研究者が集まり国内準備会合を開催し、研究チームの構成とそれぞれの観測計画を決定した。また、平成12年7月には、ロシア海洋地質鉱物研究所において国際的な準備会合を行い、日本から研究代表者が参加した。詳細な調査計画、研究用機材の確認、国際的な研究の分担などについて具体的な打ち合わせを行った。
平成12年8月30日から9月23日の25日間、北極海クニポビッチ海嶺の総合的な調査を実施した。調査船はシア海洋地質鉱物研究所所有のロガチェフ号(5620トン)を使用した。参加者は、日本から15人、ロシアから15人、ほかアメリカ、イギリス、ノルウェー、中国、台湾、韓国の研究者が参加した。前半は主にクニポビッチ海嶺の中軸沿って深海曳航型サイドスキャンソナー(化学センサ等を組み合わせて使用)の調査を行った。超低速拡大軸の高解像度の海底画像が得られたほか、海嶺軸上の一部で熱水活動の存在を示唆する温度や化学成分の異常を検出した。後半ではソナー画像にもとづいて主に各種試料採取を行った。海水、岩石、海底堆積物のサンプルを取得し、また地殻熱流量観測、地磁気観測も行った。さらに、最も活動的と思われる海域においてソナーの調査を追加し、集中的なサンプリングと微小地震観測のための地震計の設置を行った。
平成12年10月に、ノルウェーの観測船を用い、設置した地震計の回収を行った。得られたデータの解析が現在進行中であり、平成13年6月の地球惑星科学合同大会において最初の成果発表を行う予定である

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 玉木賢策: "Georgy Cherkashov, and Knipovich-2000 Shipboard Scientists, Initial Results of Knipovich-2000 Cruise."InterRidge 2000. (Spring issue)(未定). (2001)

  • [文献書誌] 金沢敏彦: "マグネシウム海水電池の特性について"東京大学地震研究所彙報. 74. 287-299 (1999)

  • [文献書誌] 金沢敏彦: "Hypocenter distribution between January 1994 and July 1997 in Tjornes Fracture Zone, off northern Iceland, relocated based on ocean bottom and land-based observations,"Geophysical Journal International. (1999)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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