研究課題/領域番号 |
11305016
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
木谷 勝 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50001160)
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研究分担者 |
石川 仁 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90311521)
早川 道雄 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80002038)
望月 修 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50157830)
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キーワード | はく離 / 非定常 / インターアクティブ制御 / 前兆 / せん断層 / 後流 / 渦輪 / ピッチンブ翼 |
研究概要 |
本研究は、翼まわりの非定常はく離流れをインターアクテイブ能動制御によって抑制することを目的としている。はく離の前兆の検出、これに対応するアクチュエータの作動、流れ場の診断を含むシステムの構築によって実現することを試みるのが本研究である。 平成12年度において、はく離の前兆信号の同定およびそれを捕捉後、制御を開始しはく離を予防するまでの余裕時間を明らかにした。これに基づき、はく離の抑制に必要な間欠吹出し・吸込みを想定したアクチュエータの特性、とくに発生すべきエネルギー、作動の時定数、作動時間、設置位置などを検討した。 以上の結果、以下のことを明らかにした。 1)これまでの能動制御よりも注入エネルギーの小さいはく離制御を実現できる可能性を示した。 2)非定常はく離の前兆信号の発生機構を明らかにし、その捕捉方法を確立することができた。 3)前兆検出時点から大規模はく離発生までの余裕時間を求め、アクチュエータの時定数、出力エネルギーなどの流体力学的特性を明らかにすることができた。
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