研究概要 |
小型衛星の基本となる技術開発を進めるとともに,米国の大学との共同プロジェクトを発足させて多段階の衛星開発計画を策定した. ・技術開発:衛星を構成するコンポーネントを学内試作し,一部試験評価の後,設計改良のデーターを得た.また,通信機器,姿勢制御装置,測定機器などをCANSATに組み込み,米国で実施されたロケット弾道飛行を利用してフライト性能を確認した. ・衛星開発:米国の大学との協議により,共同プロジェクトとして400グラム級CANSAT,1kg級S3Sat,さらに50kg級衛星と段階を経た計画を策定した.CANSATの第1フェーズは平成11年9月にフライトを実施,その後第2フェーズとS3Satの開発に入った.インターネットを利用した多大学間情報交流,管理体制を設定し,プロジェクトの進行に活用した.
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