研究課題/領域番号 |
11306014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
倉内 宗一 東京農工大学, 農学部, 教授 (70143633)
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研究分担者 |
渕野 雄二郎 東京農工大学, 農学部, 助教授 (60015104)
倉本 器征 東京農工大学, 農学部, 教授 (50293014)
矢口 克也 東京農工大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (70302908)
野見山 敏雄 東京農工大学, 農学部, 助教授 (20242240)
小野 直達 東京農工大学, 農学部, 教授 (30015094)
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キーワード | 農業構造再編 / 農政改革 / 環境保全型農業 / 農業の国際化 / WTO農業協定 / 農法(土地利用体系) / 中山間地問題 / 土地制度 |
研究概要 |
14名の共同研究者により日本農業構造の現段階的性格を把握するために、全国12ヶ所で実態調査を行った。水田地帯では稲作主産地の東北(山形庄内・宮城南部)、早くから構造変化が進み現時点での構造再編の一つの到達点を示すと思われる愛知県安城市、同じく東海地域で環境保全型農業の先駆的事例の三重県青山町、稲作限界地であることで早くから転作定着化の取り組みが行われた北海道水田地帯(札幌周辺)での調査を、畑作地帯では畜産との関連で九州阿蘇地域(九重町)、養蚕との関連で関東養蚕地帯(群馬県前橋市・神奈川県津久井町)、また都道府県畑作地帯は中山間地域である場合が多いが、中山間地域の農業構造問題に着目して群馬県西毛地域(山間地域6市町村)、高知県西土佐村(園芸作)での調査を実施した。また海外ではイギリスのウエストヨークシャー(環境保全型農場)で調査を実施した。 得られた知見は多くその一端は業績一覧に記載したが、日本農業は大型機械化に象徴される農業技術の最近の発展と、農業の国際化という新しい環境下で、新しいタイプの担い手の形成と農業の地域再編が進行していることが、実態調査を通して把握出来た。海外農業についてもイギリス、フランスでの環境問題を視野に入れた農業政策、また開発途上国での農業開発(タイのエビ養殖)のあり方、等について多くの知見を得た。
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