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2000 年度 実績報告書

転換期における農政課題の国際比較に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11306014
研究機関東京農工大学

研究代表者

倉内 宗一  東京農工大学, 農学部, 教授 (70143633)

研究分担者 渕野 雄二郎  東京農工大学, 農学部, 助教授 (60015104)
倉本 器征  東京農工大学, 農学部, 教授 (50293014)
矢口 克也  東京農工大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (70302908)
野見山 敏雄  東京農工大学, 農学部, 助教授 (20242240)
小野 直達  東京農工大学, 農学部, 教授 (30015094)
キーワード農政改革 / 農業の国際化 / 土地制度 / 農法 / 農業構造再編 / 開発輸入 / 環境保全型農業 / 食料政策
研究概要

共同研究者14名による国内、国外での調査研究を実施したが、主なものについて記載すると以下の通りである。外国調査ではフランス、中国に調査団を派遣したが、フランスは近年我が国農政でも重要課題の一つとなっている、条件不利地域の農業・農村対策、それを含む農業環境政策について、先駆的な取り組みが見られる国であり、今回はその実態を把握するためにそれらの施策を担っている研究機関、指導・教育機関、と各種補助金を活用している農家の個別調査を行った。幅広い視点から農業農村のもつ多様な機能を評価し、それに具体的に対応している農業環境政策の実態、その下でスケールの大きい個別経営体が存立している実態が明らかになった。
中国は食糧基地である東北部で調査を行った。中国でも農業の構造改善が課題となっているが、吉林省では請負期間延長の下で最近進展している農地流動化の実態を、黒竜江省では土地利用方式の変化に着目しつつ生産力発展の実態を調査した。また中国でも農業環境政策が重要な政策課題になってきており、それを象徴する一つである「退耕還林」政策の実態について、先駆的な取り組みが見られる吉林省で調査を行った。
日本では本格的農業地域では兼業深化地域の愛知県安城市と、まだ相対的に旧来の農業構造が根強く残っている宮城県河北町という対照的な地域で引き続き、農地集団化をともなって進行している土地利用の実態について、要因の分析、現在の到達点の評価、将来の方向等を視野に入れた調査を行った。中山間地域農業では地域の特性を生かした、また地域のコミュニテーに支えられた土地利用として注目される、山形県長井市、山形県南陽市、長野県戸隠村で調査を実施した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 矢口芳生(克也): "農業の多面的機能向上の論理と政策課題"農業と経済. 66巻6号. 21-28 (2000)

  • [文献書誌] 矢口芳生(克也): "資源管理型農場制農業の存立構造"東京農工大学・人間と社会. 11号. 111-148 (2000)

  • [文献書誌] 津田渉: "農村構造の変化と地域組織の変容"農村工学研究. 68号. 25-33 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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