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2001 年度 実績報告書

転換期における農政課題の国際比較に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11306014
研究機関東京農工大学

研究代表者

倉内 宗一  東京農工大学, 農学部, 教授 (70143633)

研究分担者 淵野 雄二郎  東京農工大学, 農学部, 助教授 (60015104)
倉本 器征  東京農工大学, 農学部, 教授 (50293014)
矢口 克也  東京農工大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (70302908)
野見山 敏雄  東京農工大学, 農学部, 助教授 (20242240)
小野 直達  東京農工大学, 農学部, 教授 (30015094)
キーワード農政改革 / 農業の国際化 / WTO / 農法 / 農業構造再編 / 開発輸入 / 環境保全型農業 / 食料政策
研究概要

本年度は最終年度であり、研究成果のとりまとめを、(1)実態調査の整理、(2)政策論的整理(制度的整理・農業経営経済学的な整理)、として行ったがその詳細は「研究成果報告書」で示したところである。そこではWTO農業協定によって各国の農業政策は転換を余儀なくされたが、その実態と、それが各国農業の展開条件に与えた影響について、先進国では日本と、ECの農業と農政の特徴を代表するフランスの事例を通して、開発途上国(市場経済の成熟度の点でまだ制約が見られる)では、中国、ベトナムの事例を通して明らかにされている。
特に我が国ついては、農政転換の実態だけではなく、実践上の課題の解明が、国際的協調関係(農産物貿易ルールの是正等)の形成における日本農政の主導性のあり方(理念・目標・手法)の問題として、WTO体制下でそれに整合性を持つ政策手法の具体的なあり方(政策手法上に見られる我が国の特徴及び課題)の問題として、国内農業問題の最大の課題である農業構造の本格的な転換を可能にする、条件整備としての政策的・生産力的な課題の解明が行われている。
本年度の調査研究は上記の整理のための、海外での資料収集・調査(韓国、ヴェトナム)、と国内では昨年までの2カ年間の調査地点での、補足調査が実施された。多様な課題が取り上げられたが主要なテーマの一つとしては、我が国の農業構造問題が水田農業の問題としてあり、そこでの核心部分は水田の利用再編(転作)にあることで、その実態の解明(性格の検討)が本年度も引き続き行われた。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 野見山 敏雄: "直売所が地域経済に果たす役割"農業と経済. 64・9. 22-29 (2001)

  • [文献書誌] 野見山 敏雄: "農産物価格下落と産地マーケティング"農家の友. 53・8. 16-19 (2001)

  • [文献書誌] 石井 圭一: "直接支払いによる農業環境政策の限界と課題"農業問題研究. 48号. 35-46 (2001)

  • [文献書誌] 北野 収: "農村空間における場所と空間"農村計画学会誌. 20・4. 16-21 (2002)

  • [文献書誌] 矢口 克也(芳生): "土地持ち非農家・兼業農家の二面的性格"農業問題研究. 20. 2-7 (2002)

  • [文献書誌] 竹内 郁雄: "ベトナム経済の現状と展望"世界週報. 82-21. 30-33 (2001)

  • [文献書誌] 矢口 克也(芳生): "農業経済の分析視角を問う"農林統計協会. (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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