研究課題/領域番号 |
11306018
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
前川 孝昭 筑波大学, 農林工学系, 教授 (40015665)
|
研究分担者 |
石川 豊 筑波大学, 農林工学系, 助教授 (30312812)
佐竹 隆顕 筑波大学, 農林工学系, 教授 (00170712)
院多本 華夫 筑波大学, 農林工学系, 講師 (20302375)
張 振亜 筑波大学, 農林工学系, 講師 (20272156)
|
キーワード | 生分解性プラスチック / でんぷん / 蛋白質 / ゼイン / 緑豆 / 未利用資源 |
研究概要 |
澱粉質生分解性プラスチックの試作では、グリセロールを可塑剤として添加することで機械特性(伸び率、引張強度)を向上させることができた。特に、20%の添加量で最も良好な結果が得られた。しかし、可塑剤の添加は耐水性を若干低下させることが明らかとなった。これには、澱粉をアセチル化(DS=2.5)することに十分な耐水性をもたせることに成功した。 タンパク質系生分解性プラスチックの試作では、緑豆及び大豆タンパク質5%にグリセロールを添加してフィルムを作成した。抽出した緑豆タンパクのタンパク質含有量は81.93%であり、グリセロール添加の増加により引張強度は低下するものの伸び率及び水蒸気の透過性は増大した。これにより緑豆タンパク質でも十分生分解性プラスチックの原料として使用できることが明らかとなった。 砂糖キビバガスについて、粉砕した後に粒度計測を行い、フィルム成形に最適な粒度を設定した。これについて上記澱粉質系、タンパク質系原料とブレンドしプラスチックの試作を行っている。
|