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2000 年度 実績報告書

DNApooling法をもちいた関連研究による分裂病候補領域のゲノムスキャン

研究課題

研究課題/領域番号 11307014
研究機関帝京大学

研究代表者

南光 進一郎  帝京大学, 医学部, 教授 (60101127)

研究分担者 徳永 勝士  東京大学, 医学系大学院, 教授 (40163977)
功刀 浩  帝京大学, 医学部, 講師 (40234471)
広瀬 徹也  帝京大学, 医学部, 教授 (10101742)
キーワード精神分裂病 / ゲノムスキャン / 9番染色体 / デルタAIP / VLDLR / D9S15
研究概要

昨年度に引き続いて9番染色体動原体領域の12のマーカー(VLDLR,D9S273,D9S1822,D9s1837,D9S1876,D9S15,D9S927,D9S284,D9S1834,D9S1674,D9S153,D9S1843)について、DNAプーリング法を用いたゲノムスキャンをおこなった。
対象:DSM-IVによって分裂病と診断された100名と健常対照群100名
方法:おのおの100名ずつのDNAサンプルを約10ng/μlの濃度にする。オートメイティッドDNAシークエンサーのGENE SCANで得られたイメージをGENOTYPERで分析した。デルタAIPのP値はDaniels et al(Am.J.Hum Genet 1998)にしたがって計算した。すなわらデルタAIP=Dif/Dif+Com。VLDLRとD9S15については、患者群、対照群について個々に遺伝子型を分析・合計しカイ二乗検定によってP値を求める従来の方法もおこなった(プーリングのサンプルとは異なる)。
結果:すべてのマーカーにおいてデルタAIPのP値は、5%水準に達しなかった。D9S15のデルタAIP分析では偽陽性であったが、VLDLRとD9S15のデルタAIPのP値はカイ二乗検定によるP値より低かった。
結論:本研究によって9番染色体動原体の検索した領域では分裂病の候補領域としては除外されることが示された。またDNAプーリング法は、個々の遺伝子型分析に先立って、迅速な初期スクリーニングとして有効であることが示唆された。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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