研究分担者 |
猿田 祐嗣 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 総括研究官 (70178820)
瀬沼 花子 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 総括研究官 (30165732)
下野 洋 国立教育政策研究所, 国立教育政策研究所, 次長 (30142631)
清水 静海 筑波大学, 教育学系, 助教授 (20115661)
重松 敬一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40116281)
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研究概要 |
本研究の目的は,高等学校の科学教育について総合的に研究することによって,高等学校の科学教育の改革の方向を示すことにある。本年度は,4年計画の最終年度である。 本年度の研究成果は次の通りである。 第1に,平成13年度からの継続分として,高校授業調査として高校数学の授業研究を行った。この授業研究においては,授業研究の計画,研究授業の実施,研究授業後の協議,授業研究報告の作成,を行った。そして,平成13年度の授業研究報告をも含めて,『高等学校の数学の授業と授業研究』を作成した。 第2に,全国の科学教育にかかわる有識者90名による科学教育改革に関する提言を,一般編,科学・理科教育編,数学・数学教育編にまとめ,それらの索引を付けた報告書,『高等学校の理科・数学教育の改革への提言』を作成した。 第3に,「国際訪間調査」によってスイスを訪間してスイスの数学教育カリキュラムについて調べ,そして,9か国の高等学校の数学教育の国家教育課程を翻訳し,それらの比較分析をした。これらの結果と,平成13年度に実施した訪問調査の分析結果を含めて『世界の高等学校の数学教育 I』,『世界の高等学校の数学教育 II』を作成した。 第4に,平成11年度に実施した高等学校教育課程調査,平成12年度に実施した高等学校科学教育調査の結果を要約し,さらにこれまでの研究成果を踏まえて,理科教育のあり方,数学教育のあり方についての提言を作成し,それらをまとめて報告書『高等学校の理科教育・数学教育』を作成した。
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