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2001 年度 実績報告書

明治期出版物マルチメディア・データベースの開発と実用化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11351003
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

谷川 惠一  国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (10171836)

研究分担者 丸山 勝巳  国立情報学研究所, ソフトウェア研究系, 教授 (60280533)
齋藤 希史  国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (80235077)
新藤 恊三  国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (80007161)
キーワード明治 / 出版 / 書誌 / データベース
研究概要

本年度は、これまでに作成した書誌情報・原本画像・刊行情報の三つのデータベースのフォーマットにそれぞれ改良を加え、入力および検索・閲覧に便ならしめるよう、またパリ東洋語図書館などで得られた海外所蔵データなども、本書誌情報データベースに統合しうるよう、試みた。書誌情報データベースのWeb上への公開は昨年度から行っているところであるが、今年度は外部からの執拗なアタックにさらされ、セキュリティ向上のためのメンテナンスに力を注がざるを得ず、本来の目標であった三つのデータベースのWeb上での統合計画の進行は、残念ながらごく試験的な段階にとどまざるを得なかった。また、原本画像データベースおよびそれに伴う目次情報については、入力は順調に進んでいるものの、同じ理由から、当初予定していた目次情報検索システムの構築までには至らなかった。
原本画像データベースは、従来、webブラウザのプラグインを利用して画像表示を行ってきたが、仕様環境によっては正常に表示されないことがあり、Javaスクリプトなどを利用することで汎用性を高めたが、画像サイズに制限が生じるというデメリットも発見され、よりよい方式を模索中である。
書誌情報および刊行情報データベースは、入力・検索・閲覧などのインターフェースにすぐれていることからファイルメーカーProを用いて行っているが、他データベースとの統合にあたってはXMLを媒介とした方式が適当と思われる。今年度行われたファイルメーカーProによるバージョンアップにより、ファイルメーカーProとXMLとの連携が強化されたことを契機に、XMLベースのシステム構築を実験的に行った。
なお、本データベースを利用して、谷川と齋藤は明治期出版物に関する論文を作成し、『明治の出版文化』(国文学研究資料館編)上に発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 谷川惠一: "明治の出版文化"臨川書店. 297 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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