研究課題/領域番号 |
11355005
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
一岡 芳樹 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30029003)
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研究分担者 |
小西 毅 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90283720)
谷田 純 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00183070)
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キーワード | フェムト秒レーザ / 時空間変換 / 時間-周波数変換 / 光情報処理 / 光通信 / 超高速処理 / 超並列処理 / 情報形態変換 |
研究概要 |
本研究は、画像情報で直接フェムト秒光パルスをアナログ変調し、帯域圧縮せずに既存の光伝送ファイバーで画像情報を伝送することのできる新しい光情報システム:フェムト秒パスル超高速光情報処理システムの提案・検討を目的とする。本年度の研究により得られた成果・知見は以下の通りである。 1.本研究では提案するフェムト秒パルス超高速光情報処理システム実現の一つのアプローチとして、スペクトラルホログラフィ技術を応用した光情報伝送が可能な超高速2次元空間→時間→2次元空間光情報変換を実現するシステムの検討を行った。 2.提案するスペクトラルホログラフィ技術を応用した超高速2次元空間→時間→2次元空間光情報変換システムの試作を行った。処理の原理確認実験を目的とする試作システムでは、時間信号と空間信号のインターフェース部分に必要となる空間光変調素子として、光アドレス型並行配向液晶空間光変調器を用いた。 3.試作したスペクトラルホログラフィ技術を応用した超高速2次元空間→時間→2次元空間光情報変換システムの動作確認を目的として、文字画像の伝送実験を行った。He-Neレーザを用いた超高速2次元空間→時間光情報変換と超高速時間→2次元空間光情報変換、Ti:Sapphireレーザから出た繰り返し82(MHz)、パルス幅60(fs)の超短TL光パルスを用いたスペクトラルホログラフィ技術の基づいた伝送を行った。文字画像を用いた実験の結果より、実際に超高速2次元空間→時間→2次元空間光情報変換が確かに実現できることが確認できた。
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