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1999 年度 実績報告書

岩盤変位精密測定をめざしたインターフェロメトリック合成開口レーダシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 11355041
研究種目

基盤研究(A)

研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 源之  東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (40178778)

研究分担者 千葉 昭彦  住鉱コンサルタント株式会社, 資源調査部, グループ長
海老原 聡  東北大学, 東北アジア研究センター, 助手 (20301046)
キーワードインターフェロメトリックレーダ / レーダポラリメトリ / 合成開口レーダ / 岩盤計測
研究概要

本研究では5-6GHz程度のマイクロ波を利用した合成開口レーダを岩盤表面の精密変位計測へ応用することを提案し、システムの試作と基礎実験を行なうことで有効性を実証しようとしている。初年度としてレーダシステムの基礎的な実験を行った。
(1)システム設計のフィージビリティスタディ:岩盤タンクを想定したレーダシステムの基本設計を行なった。試作システムの主要緒元は以下の通りとした。
使用電波:5-10GHz程度の直線偏波
送受信アンテナ:リジッドホーンアンテナ
走査方法の決定:直線走査
(2)レーダ基礎システムの試作:ネットワークアナライザを購入し、5-20GHzでの測定基礎実験を実施した。また、遠隔配置したアンテナヘの給電として光変調回路を利用することを検討するため、同システムを購入し、基礎的な室内実験を実施した。
(3)基礎実験用アンテナの試作:初年度は合成開口を想定せず、固定したリジッドホーンアンテナを製作した。
(4)基礎実験:レーダインターフェロメトリの効果を基礎実験ならびに理論計算によって確認した。5GHzの電波を利用し、60cm離して配置した誘電体平板の厚みを数mm以下まで計測可能であることを電波暗室における基礎実験で明らかにした。また更に周波数を下げて、1GHz程度としても十分な特性の得られることを確認した。あわせて、レーダシステムの基本性能評価を行なった。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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