研究課題/領域番号 |
11357020
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
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研究機関 | 山梨医科大学 |
研究代表者 |
橋本 敬太郎 山梨医科大学, 医学部, 教授 (10004665)
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研究分担者 |
西 勝英 熊本大学, 医学部, 教授 (00040220)
木村 純子 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (10186322)
中谷 晴昭 千葉大学, 医学部, 教授 (60113594)
辻本 豪三 国立成育医療センター研究所, 薬剤治療研究部, 部長(研究職) (80172013)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | 不整脈 / 心臓突然死 / 心臓保護薬 / Na / H交換 / Na / Ca交換 / K_<ATP>チャネル |
研究概要 |
心臓突然死は心不全や陳旧性心筋梗塞の患者の慢性期によく起こる現象であるが、まず急性虚血再潅流などによる心室細動、また交感神経緊張モデルとしてアドレナリン不整脈をイヌ、ラット、モルモットなどで作成し突然死モデルとして検討した。既に心筋イオンチャネルの抑制薬は、不整脈の停止やその短期間内の予防には有効でも、慢性期にはかえって心臓突然死を増加させることが示されていたので、この3年間ではNa/H交換機構、Na/Ca交換機構、心筋細胞膜のKATPチャネルに作用点を持つ心筋保護薬の作用を検討した。この研究班の成果を含めNa/H交換抑制薬は動物実験では不整脈、心筋梗塞の大きさなどを指標に、心筋保護作用が認められたが、最近になって臨床では思った程良い成果が得られなかった。他の薬物についてはさらに新たな方法を含めて評価を確定するには時間が必要であろう。遺伝子を改変してα受容体やチヤネル異常を持つマウスが開発され、短命な動物の出現から、慢性期の突然死のモデルになる可能性があるが、マウスにおける長期の心電図記録法の開発を含め今後の課題になってしまった。心筋保護薬の心臓突然死の予防作用や循環動態、電気生理学的作用の検討や不整脈モデルの開発および析は橋本、西が行った。遺伝子改変動物の作成実験は中各、辻本が行い、電気生理学的実験は木村、中谷が行った。薬物標的受容体やトランスポーター蛋白などの解析は辻本が行った。'
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