研究課題
水圧計測用FSFレーザー水圧計測は光ファイバをセンサヘッドとして行うので、光ファイバとの整合性が高いエルビウム添加ファイバ(EDF)を利得媒質とするFSFレーザー(EDF-FSFレーザー)を構成した。EDF-FSFレーザーは発振波長が1.5μmであり光通信波長に一致し、これまでの1.064μm発振の固体レーザーを用いた場合に生じていた光ファイバとの整合性の問題を解決することができた。水圧計測実験水圧計測実験では、センサの形状と水圧測定感度の関係を二種類の環境において行った。まず、研究所内に高さ4mの水槽を設置し、FSFレーザーを光源とし光ファイバ水圧センサからの信号の周波数(ビート周波数)と水位の関係を検討した。その結果、アルミ製のボビンに約1kmのファイバを巻いた構成が、水圧測定感度およびセンサの強度の点から有望であることがわかった。そこで、本学工学研究科地球工学専攻新妻研究室の高圧加圧装置を用いて、水深0〜60mにおける水圧に等しい圧力を加圧し、ビート周波数と水位の関係を測定した結果、水圧に比例したビート周波数を測定した。津波数値シミュレーション海底津波計をどこにどのように設置すればどのような津波情報が得られるかを、三陸沖や環太平洋全域での検討を、前年に引き続き行った。過去のプレートテクトニクスやサイスミックカップリングを考慮して想定地震を設定し、波向線を用いて最適な津波計設置の選定方法を開発した。
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