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1999 年度 実績報告書

現代日本の民衆宗教における自然観・文明観・救済観の比較宗教学研究

研究課題

研究課題/領域番号 11410008
研究種目

基盤研究(B)

研究機関筑波大学

研究代表者

荒木 美智雄  筑波大学, 哲学・思想学系, 教授 (60103032)

研究分担者 GARDNER Richard  上智大学, 比較文化学部, 助教授 (80220804)
山中 弘  愛知学院大学, 文学部, 教授 (40201842)
棚次 正和  筑波大学, 哲学・思想学系, 教授 (30241748)
木村 勝彦  筑波大学, 哲学・思想学系, 講師 (10195357)
鎌田 東二  武蔵丘短期大学, 健康生活科, 助教授 (00233924)
キーワード近現代の日本宗教 / 民衆宗教 / 自然観 / 文明観 / 救済観
研究概要

本研究の目的は、近現代の日本民衆宗教の自然観、文明観、救済観を比較論的に研究し、民衆宗教が直面する諸問題と多様な可能性を理解把握しようとするものである。民衆宗教における自然観、文明観、救済観については、社会学的研究や文化人類学的な研究は従来もなされてきたが、それを民衆宗教の運動と関連づけ、宗教学の視点から総合的に捉えようという試みは極めて乏しい。特に日本の宗教学界においては、宗教運動の創造性をその宗教の地平において理解するという宗教学の学問としてのあり方に関する方法論的反省も、従来十分にはなされてこなかった。本研究の研究代表者および共同研究者はこのような問題意識と方法論的反省の上に立って、新たな宗教研究の展開を目指している。
本年度は、まず、本研究の目的、方法論、各自の分担などを明確にするための全体会議を7月に開催した。その後、棚次正和は世界救世教、崇教真光、および白光真宏会を、リチャード・ガードナーはオウム真理教を、鎌田東二は神道系新宗教を、山中弘は創価学会を、木村勝彦は生長の家および平等大慧会を、笹尾典代は東北の考古遺跡と民衆宗教を、木村武史は天照皇大神宮教および統一教会を、そして宮本要太郎は観音堂および金光教を、それぞれ中心として、各自、対象となる民衆宗教の自然観、文明観、救済観を調査研究した。また研究代表者の荒木美智雄は、随時調査に参加し、かつ比較宗教学の視点から全体の統括にあたった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 棚次正和: "癒しの思想と人間観-滝沢克巳の「純粋神人学」の視点より"『思想のひろば』 (創言社). 11. 58-85 (1999)

  • [文献書誌] 棚次正和: "宗教における言葉と行為"細谷昌志・藤田正勝編 『宗教学』 (昭和堂). 35-61 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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