研究課題
本研究課題の最終年度である平成13年度は、11・12年度にひきつづき日本音楽研究データの入力作業を行って約2万件に上るデータを集積した。またデータベースの完成にむけて、入力されたデータの校正・重複データの削除・全体の統一調整などの作業を数次にわけて行った。その上で、課題のもう一つの柱である研究史の執筆のために2回の研究会を開催して叙述方法・論点等について検討を行い、分野別に担当者を決めて近代以降の日本音楽研究に関する研究史を執筆し、データベースと併せて研究報告書を作成した。3年にわたる研究によって、日本音楽研究が成立した近代以降2001年に至る研究の展開が具体的に跡づけられ、将来の研究進展のための基礎資料が作成できたと考える。