研究概要 |
13年度は,11年度および12年度に行った2つの調査および6つの実験の結果を分析・検討し,その成果をまとめて報告書を作成した。 具体的には,まず各研究分担者がそれぞれが分担した調査(または実験)の結果を分析・検討した。すなわち,「大学生の自己教育力と学習目標,原因帰属,自己効力感,暗黙の知能観との関係」に関する調査1および「大学生の自己教育力と情報活用力,情報化社会へのレディネス,高校時代の学習法,レジリエンス(心の回復力)との関係」に関する調査2を計画実施した森敏昭および石田潤は,これら2つの調査結果を分析・検討した。一方,「既有知識の検索が学習に及ぼす影響」に関する実験1,既有知識の検索が学習に及ぼす影響(2)」に関する実験2,「マルチ・プライムの提示が意味的プライミングに及ぼす影響」に関する実験3,「音韻や綴りの関連性によるプライミング効果」に関する実験4,「学習方法とテスト時期の予告が未知な単語の学習に及ぼす影響」に関する実験5,「知識獲得に及ぼす学習目標の効果」に関する実験6を計画実施した岡直樹および桐木建始は,これら6つに実験結果を分析・検討した。 次に,研究代表者を中心に研究分担者全員で研究成果の総合的検討を行い,報告書を作成した。 自己制御学習,自己教育力,情報活用力,情報化社会へのレディネス,レジリエンス,プライミング効果
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