研究課題/領域番号 |
11410049
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研究機関 | 高崎経済大学 |
研究代表者 |
大宮 登 高崎経済大学, 地域政策学部, 教授 (80113281)
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研究分担者 |
大宮 智江 高崎商科短期大学, 秘書科, 助教授 (10258874)
細井 雅生 高崎経済大学, 地域政策学部, 助教授 (40238746)
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キーワード | 職域拡大 / 職業適性意識 / 男女共同参画社会 / 男女雇用機会均等 / ジェンダー / 女性の活用 |
研究概要 |
昨年実施した山形市、高崎市のアンケート調査にクロスをかけて分析し、地域間の違いを中心に分析を深めた。人口が約25万で同規模の都市における市民の職業適正意識を比較した。同時にまた、職域拡大が生じていることの認知についても分析した。 高崎市と山形市に大きな違いは認められなかったが、たとえば、保母・幼稚園教諭・研究者などの職業について、男性向きか女性向きかと聞いたところ、山形市の方が、「どちらでもよい」と答えた項目が高崎市より倍以上みられるという結果になっている。これは、職業適性意識が山形市民の方が高崎市民よりも弱い、逆にいえば平等意識が強いということを表している結果となっていて興味深い。 また、「男性しかいない職場があるか」という質問に関しても、高崎市のほうが山形市より7ポイント多く「ある」と答えている。山形市は女性の就業率が全国で最も高い地域であり、その意味で、男性だけの職場は少ないと感じていると思われる。 今年度は、引き続き、札幌市のアンケートを実施するよう体制を整えた。まだ、基礎データの処理を実施している段階で、詳しい分析結果がでていないが、山形や高崎と異なるデータがでてくると思われる。
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