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2000 年度 実績報告書

年賀状分析による拡大パーソナルネットワークの研究

研究課題

研究課題/領域番号 11410052
研究機関東京都立大学

研究代表者

森岡 清志  東京都立大学, 人文学部, 教授 (50125358)

研究分担者 安河内 恵子  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (10195696)
江上 渉  成蹊大学, 文学部, 助教授 (50213533)
金子 勇  北海道大学, 文学部, 教授 (50113212)
浅川 達人  東海大学, 健康科学部, 講師 (40270665)
久保田 滋  徳島大学, 総合科学部, 講師 (20294663)
キーワードパーソナルネットワーク / 拡大パーソナルネットワーク / ライフコース / 地位達成 / 資源動員
研究概要

1.年賀状をデータベースとして拡大パーソナルネットワークを捉える事例調査を,昨年度に続き,三鷹市の地域リーダー,福岡市の高齢者,徳島市の住民運動リーダーに対し実施した。地域リーダーに対する事例調査は,拡大パーソナルネットワークから地域社会の人的ネットワークを捉えること,福岡市中央区・西区の高齢者に対する事例調査は,ライフコースに伴う拡大パーソナルネットワークの変容過程を捉えることをそれぞれ研究課題とし,一定の成果をおさめることができた。徳島市の住民運動リーダーに対する事例調査は,署名集めに動員する資源としての拡大パーソナルネットワークの側面を捉えることを課題とし,興味深い知見をえることができた。
2.親密な他者から構成される限定されたパーソナルネットワークの内部構造を標本調査のデータによって捉える調査研究は,昨年度実施のプリテストの結果から,郵送調査によって実施可能と判断し,8月に本調査を実施した。母集団を東京都在住の有権者20〜69歳とし,50市区から8市区をランダムに抽出,文京区・品川区・大田区・世田谷区・八王子市・青梅市・東村山市・多摩市を対象市区として,対象サンプル数合計2000を各市区の人口比にしたがって配分し,郵送調査を実施した。有効回収票は656票(回収率33.2%)であった。対象者に5名の親しい人物を挙げてもらい,その5名の相互関係をすべて問うやっかいな調査としては,まあまあの回収率と思える。
3.データクリーングをすませ,データの集計・解析をおこない,現在報告書を作成中である。事例調査の報告,調査票の作成,データの集計報告のため,在来研究者による研究会を数回開いている。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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