研究概要 |
本年度は米国における「字幕放送」の現状を技術、製作、法制度、教育、市民運動など多方面から調査した。以下がその調査項目である。 1.アメリカにおけるクローズド・キャプション技術 1-1 テレビの仕組み,1-2 クローズド・キャプションの仕組み,1-3 字幕放送の種類,1-4 字幕放送の受信,1-5 字幕技術の進歩,1-6 デジタル放送での字幕 2.各テレビ局の字幕番組への取り組み 2-1 字幕技術開発現場としての立場,2-2 教育庁による基金の投入,2-3 字幕制作費用を拠出するスポンサーの存在,2-4 障害者に限定しないマーケットの設定,2-4-1 カレイドスコープ社の事例,2-4-2デコーダ内蔵テレビの影響,2-5 日本のテレビ局の取り組み 3.米国におけるクローズド・キャプションに関する法制度について 3-1 米国の法制度,3-2 クローズド・キャプションの担当所轄とその準拠する法律,3-3 ADA,3-4 TDCA,3-5 テレコミュニケーション法,3-6 その他の技術支援に関する法律,3-7 教育におけるクローズド・キャプションに関する法律 4.字幕と教育 4-1 米国における(聴覚)障害児教育の変遷,4-1-1 特殊教育学校の設立期(〜1950年代),4-1-2 地域での公教育を求めて(1960〜1970年代),4-1-3 統合からインクルージョンへ(1980年代〜1990年代),4-2 字幕付きフィルム/ビデオ提供計画(CFD Program),4-3 字幕の教育効果,4-4 字幕を守るために 5.字幕の成立に関与した組織と人々 5-1 字幕のユーザーとは誰か,5-2 代弁者の会,5-3 草の根の運動
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