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1999 年度 実績報告書

明治維新期薩摩藩の政治動向をめぐる総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11410089
研究種目

基盤研究(B)

研究機関京都大学

研究代表者

佐々木 克  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (30115852)

研究分担者 青山 忠正  佛教大学, 総合研究所, 教授 (30159305)
落合 弘樹  京都大学, 人文科学研究所, 助手 (50233565)
高木 博志  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (30202146)
籠谷 直人  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (70185734)
三澤 純  熊本大学, 文学部, 助教授 (80304385)
キーワード明治維新 / 薩摩藩 / 鹿児島藩 / 西南戦争 / 藩政改革
研究概要

平成11年度はまず、薩摩藩に関する基礎的な情報を確保するため、幕末・維新期の薩摩藩に関連する文献の蒐集を行った。まず、鹿児島県歴史資料センター黎明館及び鹿児島県立図書館の調査は全員が参加し、幕末維新期の薩摩藩に関する基本的資料の把握に努めるとともに、鹿児島県在住の研究者たちと積極的な情報交換を行い、今後の研究を展望するうえで大いに便宜を得ることができた。また、研究代表者および研究分担者は、東京大学史料編纂所、熊本県立図書館、宇和島市立伊達博物館、愛媛県歴史文化博物館、山内家宝物資料館、高知市立自由民権記念館など、各地の史料保存施設を手分けして調査し、薩摩藩と諸藩の関係を分析するうえで必要な資料の収集に努めた。あわせて国立公文書館、国立国会図書館、防衛研究所戦史部図書館が所蔵する公文書の調査を行い、薩摩藩および鹿児島士族が中央政局に与えた影響についての基礎的史料を収集した。こうした調査によって収集した資料は、それぞれの専門領域に応じて分析を進めているが、幕末・維新期の薩摩藩の全体的動向を簡易に把握できるようにするため、収集した文献や史料から得られた情報をコンピューターに入力している。最終的にデータを年表形式に整理して公表する予定であるが、当該時期の薩摩藩に関する詳細な年表は現在のところ作成されていないので、今後の明治維新史研究にあたえる便益は非常に大きいといえよう。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 佐々木 克: "戊辰戦争への道"人文学報. 83. (2000)

  • [文献書誌] 青山 忠正: "征韓 ―言語と認識―"佛教大学総合研究所紀要 7. 別冊. (2000)

  • [文献書誌] 高木 博志: "悩とナショナリズム"西川辰夫編 「世紀転換期の国際秩序と国民文化の形成」 柏書房. 147-170 (1999)

  • [文献書誌] 三澤 純: "<時間>の近代化と文明開化論者"文学部論叢 (熊本大学). 69. 1-21 (2000)

  • [文献書誌] 三澤 純: "<土地均分>と民衆"「民衆運動史3 社会と秩序」青木書店. 309-336 (2000)

  • [文献書誌] 落合 弘樹: "西南戦争期における京都府警察"人文学報. 83. (2000)

  • [文献書誌] 落合弘樹: "秩禄処分"中央公論新社. 213 (1999)

  • [文献書誌] 青山忠正: "明治維新と国家形成"吉川弘文館. 301 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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