研究課題
平成12年度は、幕末・維新期の薩摩藩に関連する伝記史料および西南戦争関連文献の蒐集を行った。また、鹿児島県歴史資料センター黎明館および鹿児島県立図書館の調査は全員が参加し、幕末維新期の薩摩藩に関する基本的資料の把握に努めた。さらに研究代表者および研究分担者は、東京大学史料編纂所、防衛研究所戦史部図書館、宮内庁書陵部、熊本県立図書館、佐賀県立図書館、など各地の史料保存施設を、各自のテーマに応じて個別に調査し、薩摩藩と諸藩の関係を分析するうえで必要な資料を収集した。現在は、昨年度および今年度の調査の蓄積をもとに、それぞれの専門領域に応じて分析が進められている。また、幕末・維新期の薩摩藩の全体的動向を簡易に把握できるようにするため、収集した文献や史料から得られた情報をコンピューターに入力している。最終的には、文献目録および年表としてデータを公開する予定である。
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