研究分担者 |
鶴島 博和 熊本大学, 教育学部, 教授 (20188642)
山辺 規子 奈良女子, 大学・文学部, 助教授 (00174772)
新井 由紀夫 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (30193056)
有光 秀行 東北大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (80253326)
楠 義彦 東北学院大学, 文学部, 助教授 (20234429)
|
研究概要 |
1,研究会を5月と8月に開催し,史料分析に関するつぎのような報告をえた。楠義彦「エリザベス時代における国教強制政策と地方」,井内太郎「The Triumph of Honourに見るテユーダー王朝の君主制理念-the Marriage of Prince Arthur and Princess of Katharine of Aragon(1501)を素材として」,新井由紀夫「Why was the Opening Passage of Gentry's Letters so long in the 15th Century」,井内太郎「15世紀後半のthe Ordinances of the King's Householdに見る宮内府改革とその意義」,大嶋誠「ソルボンヌ学寮関係史料研究-史料類型学的観点から」,北野かほる「中世イングランド刑事裁判手続」,國方敬司「13世紀末Halesowenマナの騒擾」,沢田裕治「コモン・ロー寡婦産をめぐる若干の中間的考察-Biancalanaの所説に依拠して」,鶴島博和「BL.Cotton MS Add.40,000; Liber Vitae of Thorney Abbey」,直江眞一「『グランヴィル』の伝来状況-法書の法的性格をめぐって」,中村敦子「ウェストミンスター修道院の『偽文書』」,宮城徹「Domesday Bookにみる11世紀イングランド東部における王領地経営」,宮前康司「和解譲渡証書から見た中世ケント社会」,梁川洋子「15世紀イングランド商業と政治意識」,山辺規子「13世紀ボローニャの追放者リストを中心に」。これらの報告に基づいて真摯な議論を展開した。 2,新井由起夫がThe Third Anglo-Japanese Conference of Historians,27-29 September 2000,at the Institute of Historical Research, University of Londonにおいて′Why was the opening passage of gentry's letters so long in the fifteenth century?′を発表した。山辺規子は,ボローニャ大学中世史・古文書研究所において,同大学M.Montanari, M.G.Muzarelli, R.Rinaldiらとディスカッションを行い,イタリア中世史料についての知見を深めた。 3,各研究分担者は,来年度の報告書作成にむけて研究を深化させた。
|