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2001 年度 実績報告書

史料が語る中世ヨーロッパ-実証研究と史料分析の手続き-

研究課題

研究課題/領域番号 11410102
研究機関山形大学

研究代表者

國方 敬司  山形大学, 人文学部, 教授 (70143724)

研究分担者 鶴島 博和  熊本大学, 教育学部, 教授 (20188642)
苑田 亜矢  北海学園大学, 法学部, 講師 (80325539)
楠 義彦  東北学院大学, 文学部, 助教授 (20234429)
吉武 憲司  慶応義塾大学, 文学部, 助教授 (60210671)
山辺 規子  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (00174772)
キーワード中世史 / 史料学 / 古文書学 / ヨーロッパ / データ / 国際情報交換 / イギリス=フランス=イタリア
研究概要

1,研究会を5月と8月に開催し,史料分析に関するつぎのような報告をえた。
朝治啓三「13世紀トリプロウ・ハンドレッドのレガリア,荘園領主裁判権,十人組」;新井由起夫「15世紀のジェントリは,なぜ家系文書群をつくり,それはどのような目的で用いられ,なぜいまのこっているのか?」;井内太郎「16世紀財務府の会計業務と財政収支関係史料について」;北野かほる「中世イングランドにおける仲裁Arbitration」;國方敬司「マナ会計文書の作成」;澤田裕治「『ブラクトン』の構成ないしプラン」;苑田亜矢「マニュスクリプトにみる12世紀イングランドの制定法-1169年の制定法を素材に-」;直江眞一「『グランヴィル』の伝来状況-法書の法的性格をめぐって-」;中村敦子「ウィリアム征服王の証書における偽文書の問題について-アングロ=ノルマン期ウェストミンスター修道院証書を中心に-」;宮城徹「11世紀イングランド東部における王領地経営」;宮前康司「ファインはどのように利用できるか?」;森下園「『マージョリー・ケンプの書-巡礼記としてのテクスト解釈-」;梁川洋子「『イングランド政策の書』にみる中世後期イングランドの政治意識」;山辺規子「Liber Pardisus-13世紀ボローニャのありかたを探るために」;吉武憲司「13世紀イングランドにおける王位継承予定者の称号に関する覚書」これらの報告に基づき活発な議論を展開した。
2,2001年4月2日〜4日に熊本で開催された「日英中世史料論シンポジュウム」に参加し,国際的学術交流を推し進めた。
3,成果報告書を土台に,論文集を編纂していく方向で準備をしている。また,これまでの成果を,海外で問うべく,今年の夏にリーズ大学で開催されるInternational Medieval Congress 2002, 8-11 July 2002で,多くの研究分担者が発表する予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 楠 義彦: "礼拝統一法遵守の署名同意書"ヨーロッパ文化史研究. 2号. 57-88 (2001)

  • [文献書誌] 苑田 亜矢: "一二世紀イングランドにおける教皇庁への上訴をめぐって"法制史研究. 50号. 233-266 (2001)

  • [文献書誌] 鶴島 博和: "動く森のように"思想. 927号. 41-67 (2001)

  • [文献書誌] ジョン・フォーテスキュー(直江眞一訳): "『自然法論第一部』(邦訳)(3)"法政研究. 68巻2号. 93-113 (2001)

  • [文献書誌] 山辺 規子: "ノルマン朝シチリアのイスラム文化の傑作"アジア遊学. 30号. 31-40 (2001)

  • [文献書誌] 吉武 憲司: "政治史資料としての貨幣"歴史と地理. 544号. 1-15 (2001)

  • [文献書誌] オスカー・ハレツキ(鶴島博和・監訳): "ヨーロッパの時間と空間"慶応義塾大学出版会. (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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