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2001 年度 実績報告書

西ヨーロッパにおけるルネサンス像の再検討

研究課題

研究課題/領域番号 11410103
研究機関東京大学

研究代表者

近藤 和彦  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (90011387)

研究分担者 本村 凌二  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40147880)
木村 靖二  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20011306)
樺山 紘一  国立西洋美術館, 館長(研究職) (30027544)
勝田 俊輔  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助手 (00313180)
澤田 典子  静岡大学, 人文学部, 助教授 (50311650)
キーワード古典古代 / 人文主義 / 近代 / 主権国家 / 啓蒙 / 公共善 / 市民社会 / 民衆文化
研究概要

本年度は平成11年度から3年にわたったこの重要な研究の最終年度であり、研究成果報告書を編集し刊行するための準備は現在進行中である。
全体的に文献・研究情報については倦まず弛まず収集・分析を継続した。第1に、古代から20世紀にいたるヨーロッパ文化史・社会史をめぐる研究書・専門誌・史料集・レファレンス・CD-ROMなどは継続的に購入し、十分に利用している。第2に、図書にとどまらず、本研究に関連する資料・情報をひろくかつ効率的に収集、整理し利用するために、最新のコンピュータを最大限に駆使しているし、また関係する専門研究者や大学院生の協力をあおいだ。隣接分野における先端的研究の吸収もより重要性を増している。当方からの発信のために開設した代表者のホームページも順調に更新され、学術情報とデータベースの国際的充実に寄与している。第3に、代表者および分担者は、国内出張および海外出張により、現地・史料の踏査および当該分野の研究者との最新情報の交換を続けている。なお、討論やセミナーなどによって教示をうけることのできた専門研究者には、今年度は、Patrick O' Brien氏(於ロンドン)、David Cannadine氏(於ロンドン)、Louis Cullen氏(於東京)、A. P. Jenkins氏(於東京)があった。
研究分担者のうちもっとも中心的な樺山紘一が東京大学から西洋美術館館長として転出したが、ここにもわがルネサンス像をめぐる共同研究の発展性が証されている。さらに代表者と分担者の一部は本研究に関連して『長い18世紀のイギリス-その政治社会』という成果を産みつつある。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 近藤 和彦: "日本の歴史学における近代派の伝統-福沢諭吉・マルクス主義・大塚久雄"『日英交流史1600〜2000』5<社会・文化> (東京大学出版会). 381-398 (2001)

  • [文献書誌] 木村 靖二: "歴史家の歴史、歴史学の歴史"史学雑誌. 110偏・1号. 39-41 (2001)

  • [文献書誌] 本村 凌二: "モミリアーノ"20世紀の歴史家たち(4)(刀水書房). 253-265 (2001)

  • [文献書誌] 本村 凌二: "ローマ人の読み書き能力"宮下・ 丹治編著『書物の言語態』(シリーズ言語態3) (東大出版会). 31-50 (2001)

  • [文献書誌] 勝田 俊輔: "アイルランドのプファルツ移民"史学雑誌. 110偏・8号. 87-93 (2001)

  • [文献書誌] 近藤 和彦(編著): "長い18世紀のイギリス-その政治社会"山川出版社. 267 (2002)

  • [文献書誌] 木村 靖二(編著): "ドィツ史"山川出版社. 506 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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