研究課題/領域番号 |
11410104
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
佐藤 正幸 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (90126649)
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研究分担者 |
芝井 敬司 関西大学, 文学部, 教授 (00144311)
早島 瑛 関西学院大学, 商学部, 教授 (90093450)
二宮 宏之 フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (40014427)
森田 猛 弘前学院大学, 文学部, 助教授 (60254744)
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キーワード | 西洋史学史 / 歴史認識 / 歴史意識 / 歴史概念 |
研究概要 |
(1)認識としての歴史の中で重要な役割を果たしている、(a)数量的研究(quantitative approach):(b)歴史叙述形式(the literary forms of historiograph):(c)歴史学の空間(historiographicalspace):(d)歴史文化(historical culture)の分析を行った。 (2)前年度に引き続き、研究代表者を中心として、史学史・史学理論史上における上記の歴史概念を、イギリス史学史(芝井)・フランス史学史(二宮)・ドイツ史学史(早島)・西洋史学理論(森田)・西洋史学思想史(佐藤)それぞれの文脈で研究した。 (3)これまでの成果の発表のため、山梨大学で3月9日国際研究集会"The Ethical Possibility of History"(歴史の倫理的可能性)を主催した。研究発表は以下の通り:【基調講演・司会】佐藤正幸歴史の倫理的可能性」【報告者】ジョージ・イッガーズ[ニューヨーク州立大学教]"Reflections on Ethical Judments in Academic and Non-Academic Historical Writing in the Past Two Centuries. An Intercultural Perspective."ユルン・リューゼン[エッセン高等研究所長・教授]"Responsibility and Irresponsibility of Historical Studies."ロルフ・トレスタンデール[ウプサラ大学教授]"he political use of history and professionalism"李弘祺[ニューヨーク市立大学教授]イリュミネ・ヴィエト=ブローズ[ディーケン大学教授]"The Historian as Moralist."マイケル・ベントリー[セント・アンドリュース大学教授]"Butterfield's Ethical Legacy to the Historiography of the Twenty-First Century."リチャード・ヴァン[ウエスレリアン大学名誉教授]"Ethical Possibility of the Historian."エヴァ・ドマンスカ[ポツナン大学助教授]サラ・フット[シェフィールド大学教授]"Confronting violence : a medieval perspective on the ethics of historiography."エドワルド・トルタローロ(トリノ大学教授)。 (4)研究代表者は、これまでの研究成果の部を、上記の国際学会とは別に、以下の2つの国際学会で研究発表した。 (4-1)10月5日、エラノス会議(Eranos Round Table,スイス)で、"Civilization without God"と題する講演を行った。 (4-2)10月10日、リヨン大学(フランス)で行われた国際歴史教育学会で"Chronological Consciousness and Historical Tables"と題する研究発表を行った。 (5)資料調査を、ケンブリッジ大学モードリンカレッジのピープス稀覯書図書館で行った。
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