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2002 年度 実績報告書

西洋史学史における「認識としての歴史」の形成と発展

研究課題

研究課題/領域番号 11410104
研究機関山梨大学

研究代表者

佐藤 正幸  山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (90126649)

研究分担者 早島 瑛  関西学院大学, 商学部, 教授 (90093450)
渡辺 和行  奈良女子大学, 文学部, 教授 (10167108)
森田 猛  弘前学院大学, 文学部, 助教授 (60254744)
芝井 敬司  関西大学, 社会学部, 教授 (00144311)
キーワード認識歴史学 / 規範歴史学 / 歴史認識論 / 歴史哲学 / 西洋史学史 / 歴史理論
研究概要

16世紀以降、西洋の歴史研究は、その当時の諸学問に対抗して、自己を作り上げてきた。同時代の出来事をその時間的契機の中で理解しようとする新たな「認識方法」は、19世紀のドイツで花開くこととなった。歴史理論・史学史が書かれること自体が、歴史は一つの認識の方法だという意識の芽生えだと考えるならば、La Popeliniereの仕事などは、その一例だし、19世紀ドイツの歴史理論書のラッシュは、まさに歴史が一つの独立したディシプリンとして成立したことの反映である。西洋で誕生したこの認識の一形式としての歴史を史学史的に解明することが、本研究の目的であり、最終年度の本年度はその総括的な研究実績として、以下の5点の研究成果をあげた。
1 認識としての歴史の諸概念を、総括的に検討し、その認識論的諸特徴を、これとは対局にある「規範としての歴史」と史学史的及び史学理論史的に比較的視点から吟味し、これまでの3年間の成果を基に、西洋史学史における「認識としての歴史」を総括した。
2 総括は、具体的には、研究代表者を中心として、認識としての歴史に係わる12のキーコンセプトの一つ一つについて検討し、最後のキーコンセプトである「歴史文化」という基盤概念のもとに、総合的考察を行った。
3 海外の大学及び学会で、本研究の成果の研究発表を行った。
4 3月27-29日に海外共同研究者を含めた国際会議を開催し、本研究のまとめを行った。
5 本研究の結果を、研究成果報告書として公刊した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 佐藤正幸: "視覚化された時間・共時化された時間"岩波講座:歴史を問う. 第3巻. 145-179 (2002)

  • [文献書誌] 佐藤正幸(共著): "Western Historical Thinking : An intercultural debate"Bergaham Book ; London. 206 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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