研究概要 |
この研究は、明治・大正・昭和にわたる外来語の一語一語の歴史を明らかにするため、その基礎となるデータベースの作成を中心作業として進めてきた。本年度は以下の、作業を行った。 1、データベースの作成 (1)本年度は、前年度に入力費不足で入力できなかった「フ」にはじまる用例4,249例を外注により入力した。外注分は、これで完了した。 計、約10万用例になる。 (2)用例カードの不備なものは、専門家に依頼して、原本と対照して、入力することを依頼した。福沢諭吉の「西洋事情」「学問のすすめ」「文明論の概略」である。約2000用例を入力したが、あと、未入力用例は2000件と推定している。 2、データベースの校正・修正 外注したデータベースから作品別に印字し、用例文の表記、所在、長さを統一し、正確さを点検し、修正した。目下、9作品を完了した。
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