研究課題/領域番号 |
11410122
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 紘一 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (70025047)
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研究分担者 |
若島 正 京都大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (10175060)
佐々木 徹 京都大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (30170682)
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キーワード | ハイパーテクスト・システム / 南北戦争 / クリミア戦争 / ヴェトナム戦争 / アメリカ文学 / ディケンズ / 大衆小説 |
研究概要 |
99年度の研究実施計画に基づき、各研究者はそれぞれの研究分担における資料収集に取りかかった。 まず、中村は米国ルイジアナ州立大学に出かけ、付置研究所The United States Civil War Centerを訪れ、設立理事David Madden教授と所長Leah Wood Jewett氏と会見し、「南北戦争とアメリカ文学」についての研究方法、ハイパーメディア・システム作成の方法などについて議論し、情報を交換するとともに関連資料の収集につとめた。 次に、佐々木はディケンズを戦争との関わりにおいてディケンズの作品を読み直す作業(特に小説『リトル・ドリット』とクリミア戦争の関係についての資料の収集、調査)に従事した。 さらに、若島はSFや恐怖小説といった大衆小説諸ジャンルにおける戦争(とりわけヴェトナム戦争)の表象方法について資料を収集し、戦争が大衆文化的想像力にどのような役割を持ち影響を与えているかという問題に関する研究に従事した。 上記の作業をするために、海外出張やパソコン等の備品購入のための費用を使った。 こうした準備をふまえて、2000年度には研究成果をホーム・ページとして立ち上げ、冊子にして発表する予定である。
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