研究課題/領域番号 |
11420012
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山口 二郎 北海道大学, 法学部, 教授 (70143352)
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研究分担者 |
村上 信一郎 神戸市立外国語大, 外国語学部, 教授 (10305675)
石川 真澄 新潟国際情報大, 情報文化学部, 教授 (10288243)
新川 敏光 北海道大学, 法学部, 教授 (30216212)
酒井 哲哉 東京大学, 教養学部, 助教授 (20162266)
米原 謙 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (30137301)
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キーワード | 日本社会党 / 社会民主主義 / 戦後日本政治 / 55年体制 / 政党政治 |
研究概要 |
本共同研究の初年度に当たる今年度は、1.従来の社会党研究に関するレビュー、2.戦後社会党に関するオーラルヒストリーの試みを中心に研究を行った。 1に関しては、研究分担者、中北が詳細な文献目録、および資料集を作成した。それをもとに、参加者が討論を重ね、社会党研究の論点について整理を行った。その中から、次年度以降の研究課題として、次の論点が浮かび上がった。 ・55年体制における社会党の政策能力および政治的影響力の源泉について改めて分析する。この点は、最近における野党の影響力の衰退と照らし合わせてとくに重要な意義を持つ。 ・政党組織研究の比較の文脈において、社会党における議員、書記局、労働組合の関係について解明する。この点は、比較政党研究に大きな貢献となる。 ・政権参加の経験がその後の党勢にどのように影響したか、イタリア社会党と日本社会党との比較を行うことは、皮革製時の観点から重要な意義がある。また、日本社会党において、冷戦構造崩壊、経済構造転換という1980年代後半以降の情勢変化がどのように認識され、それに対してどのような対応がとられたかを検証することは、1990年代における日本政治の変化を理解する上でも重要な作業となる。 2に関しては、政治部記者として長年社会党およびその周辺を取材してきた研究分担者石川真澄がジャーナリストとしての経験を整理し、他の参加者がインタビューを行うことで、社会党に関するオーラルヒストリーを作るというものである。
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