研究課題/領域番号 |
11420017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
大西 直樹 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (80152198)
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研究分担者 |
山岡 龍一 放送大学, 教養学部, 助教授 (80306406)
岩井 淳 静岡大学, 人文学部, 助教授 (70201944)
小倉 いずみ 大東文化大学, 法学部, 教授 (00185563)
久保田 泰夫 東京工芸大学, 芸術学部, 非常勤講師 (40020367)
森本 あんり 国際基督教大学, 教養学部, 準教授
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キーワード | オリバー・クロムウェル / ジョン・コトン / ロジャー・ウィリアムズ / 政教分離 / 信教の自由 / マサチューセッツ湾岸植民地 / ジョン・ロック / ジョナサン・エドワーズ |
研究概要 |
十六世紀中葉から十七世紀にかけてのイギリスでは、清教徒革命を通じて信教の自由と政教分離が激しく論じられ実践されるが、そのころ植民地として機能をはじめたマサチューセッツ湾岸植民地ではきわめて厳格な神権政治といわれる政教一致政策が実施された。しかし植民地がイギリス本国から独立を勝ち取るときには、連邦憲法によって政教分離を国是として謳うことになる。この過程をたどりながら、その原因や影響を探るのがこの研究の目的である。本年度は、その大きなテーマを念頭に講演をもとに討論をする研究会を以下のように持つことができた。1999年4月24日、小倉いずみ氏、「ボストンの発展と土地所有の正当化」。同10月10日、岩井淳氏、「クロムウェルの外交政策…プロテスタント外交と「国益」追求」。同12月18日、齋藤眞氏、「初期アメリカ史における「政教関係」の制度的考察…(1)一般論・制度の移植・内容の変化」そして2000年1月22日にはフルブライト交換教授として来日中のサザン・イリノイ大学教授ジョン・テイラー氏による"Church Establishment"という研究発表を聴いた。また、森本あんり氏2000年3月に開催される米国フロリダ州で開催されたジョナサン・エドワーズ学会に出席してエドワーズの公共性に関して研究調査をおこない、山岡龍一氏にはロンドン大学でジョン・ロックの宗教と政治に関する調査を実施した。
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