研究課題/領域番号 |
11430015
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研究機関 | 流通科学大学 |
研究代表者 |
岡田 康司 流通科学大学, サービス産業学部, 教授 (90268566)
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研究分担者 |
林 周二 東京大学, 名誉教授 (90012187)
足立 明 流通科学大学, サービス産業学部, 教授 (30299127)
白石 善章 流通科学大学, 商学部, 教授 (50122700)
棚橋 菊夫 流通科学大学, サービス産業学部, 助教授 (50259412)
日下 公人 東京財団, 会長 (30214935)
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キーワード | 業界団体 / 公益法人 / 社団法人 / 財団法人 / 任意団体 / 経営者団体 / 事業者団体 / 中小企業団体 |
研究概要 |
わが国の経済・産業構造やその運用の特異性を理解するうえに無視しえないものに、「業界」という存在がある。また、各「業界」の理解にとって不可欠なものに「業界団体」という存在がある。その起源は江戸時代の「株仲間」にまで求めることが出来る。現在の「業界団体」は広汎に存在し、経済・産業界に大きな影響を与えている。われわれの研究目的は、各種「業界団体」の実態ならびそれの果たしている役割を客観的に究明することを手がかりとし、各種「業界」(産業別、全国・地域別、など)の構造とか機能とかを社会科学者の眼を通して明らかにすることを目的とする。 初年度、主研究の展開方法は、業界団体のstatisticalな実態調査に力点をおき、日本の株仲間の研究、主用海外の業界団体、NPO、商工会議所組織、また、公益法人の民法上の解釈と課題、等々の広範囲、多岐にわたる有識者を招いて、レクチャーを受けた。第2年度は、本格的な統計調査を1800サンプルの業界団体に質問票で実施した。その内容は、組織内的機能、対外的機能そして歴史的な変化の数理的分析を行い、仮説、検証、課題究明と展開している。また、海外の業界団体の比較において、現地調査のヒアリングを実施した。第3年度は、調査票のクロスと要因分析を行い、調査のまとめとして報告書を2部作成した。さらにグループインタビュー、業界団体と企業へのヒアリング等を実施し、課題究明の深耕に着手した。 来年度は、最後の研究成果としてある業界団体における組織系列の全貌と関連づけ、課題究明による業界団体の機能と役割、および今後の展望を模索していく計画である。
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