研究課題/領域番号 |
11430023
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
小松 章 一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (20008767)
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研究分担者 |
森本 三男 白鴎大学, 経営学部, 教授 (80045971)
柴川 林也 帝京大学, 経済学部, 教授 (80082717)
村松 司叙 創価大学, 経営学部, 教授 (60054300)
佐々木 弘 放送大学, 教養学部, 教授 (30030711)
河野 大機 東北大学, 経済学部, 教授 (50007415)
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キーワード | ライフスタイル / ライフスタイル・マネジメント / ワークスタイル / 情報革新 / 環境調和 / ウェイ・オブ・ライフ / 消費行動 / 循環型社会 |
研究概要 |
本年度は、代表者・分担者計14名を中心に協力者も加え、合宿を含む計5回の研究会を開催した。また原則として全員による実地調査を5回実施し、民間企業3杜、東証およびJASDAQ、江戸東京博物館を訪問して、いずれも先方の責任者から、研究テーマに即した点に関し、説明を受けるとともに、意見交換を行い、さまざまな知見を得た。研究会においては、最終年度であり、研究成果のとりまとめという視点から、全体討議を重ねた。 新たに得られた知見は、以下のとおりである。企業において、構造改革に対応した合理化の動きが活発化している。個人のライフスタイルも、多様化と変化を遂げているが、時代に対して、受身的な対応も見られる。企業と消費者との間の相互関係には、双方が主体的であることが必要であり、それが好循環を生む条件となる。とりわけワークスタイルの変化は著しいが、企業が要請する人材観とこれから企業に就職することになる大学生の勤労意識とのあいだには、ギャップが見られる。IT技術の進展は、企業組織に対しても、モジュール化やアンバンドリングといった革新をもたらしている。 これらの知見を含む多くの研究成果を、全207ページの研究成果報告書にまとめた。なお、本研究成果については、これまでの企業関係者との意見交換などを通じて、杜会および企業からのニーズが高いと判断されたので、市販本としての刊行を意図し出版社と交渉した結果、分量を半分程度に圧縮した上で、近々、公刊することで合意が得られた。
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