研究概要 |
製品開発のプロセスにおいて次第に基軸的技術群が「ハードウェア技術」から「ソフトウェア技術」へと推移してきている。従来、日本製造業企業が競争優位を保持してきたハードウェア技術上のスキルに基づいた競争優位は次第に次の二点から喪失してきている。第一点目は、日本企業によるアジア拠点への生産拠点の拡充と技術移転による相対的技術開発基盤の弱体化、第二点目は上記の製品構成要素技術に占めるソフトウェア技術の重要性の増大である。 この第一点目に関しては、The Sixth International Euro-Asia Research Conference, University of Limerick(Ireland)において発表した論文に収録されている。 さらに、第二点目に関しては、WAM International Conference(July9-12),Shizuoka Centuly Hotel,ならびにFinlandで開催された14^<th> Annual Conference, AJBS.で発表した論文に収録されている。なお、後者はBest Papers Proceedingsとして選ばれている。この二点目に付いては、さらに収録論文「企業間競争のグローバル化と特許戦略」のなかでIBM社の事例を分析することによって、詳細に論じている。
|