研究課題/領域番号 |
11440068
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
渡部 潤一 国立天文台, 天文情報公開センター, 助教授 (50201190)
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研究分担者 |
吉田 重臣 東京大学, 理学研究科・木曽観測所, 助手 (30251416)
吉川 真 宇宙科学研究所, 衛星応用工学研究系, 助教授 (70311173)
山本 哲生 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10126196)
中村 良介 神戸大学, 総合情報処理センター, 助手 (90281732)
井田 茂 東京工業大学, 理学部, 助教授 (60211736)
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キーワード | 太陽系 / 小天体 / 外縁部 / サーベイ / 彗星 |
研究概要 |
本研究は平成13年度までの3年計画で行うものである。その初年度として、平成11年度では、東京大学理学部天文学教育研究センター木曽観測所のシュミット望遠鏡を用いた太陽系外縁部小天体のサーベイ、ハワイ・マウナケア山頂のすばる望遠鏡による試験観測、及び南米チリのヨーロッパ南天天文台VLTによる小天体の観測を行った。結果的に、木曽では悪天候にたたられ、20平方度のサーベイに留まり、新たな小天体を発見することはできなかったが、平成12年度も継続して行う予定である。また、すばる望遠鏡では装置の不具合のために、試験観測そのものができなかった。南米での観測により、小天体の分光データを得、現在解析中である。 本研究計画では、当初、木曽のサーベイをグルードアップさせるCCDカメラの開発を考え、設備備品費としてCCD素子の購入を考えていたが、本研究をスタートさせた直後、分担者である木曽観測所の吉田重臣氏から、既存の設備であるCCDカメラを本研究に提供できること、これを用いても当初計画が達成できる見込みであること、さらに既存のCCDを用いた観測を効率よく遂行するため、CCDカメラの開発支援装置およびデータ解析支援装置に充当した方が全体としては効率的であるとの申し出を受けた。分担者間で協議した結果、CCD素子の購入ではなく、ターボ分子ドラッグポンプ排気システム、CCD較正装置、パルスチューブ冷凍機などの購入し、CCDカメラの整備を行った上で、本研究を遂行したものである。
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