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1999 年度 実績報告書

Primakov効果を用いたσ中間子探索

研究課題

研究課題/領域番号 11440071
研究種目

基盤研究(B)

研究機関大阪大学

研究代表者

清水 肇  大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (20178982)

研究分担者 興曽井 優  大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (80183995)
藤原 守  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (00030031)
中野 貴志  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (80212091)
吉田 浩司  山形大学, 理学部, 講師 (80241727)
松岡 伸行  大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (10030032)
キーワードσ中間子 / Primakov効果 / ガンマ線検出器 / SPring-8 / PWOクリスタル / 制動輻射光
研究概要

本研究では、σ→2γの逆過程をPrimakov効果を用いて測定することを目的とする。Σ中間子の崩壊モードとして、荷電モード π^+π^-、及び中性モードπ^0π^0があるが、本年度は、その両方の崩壊モード測定に向けて、準備を始めた。
磁気スペクトロメータの調製は順調に運び、荷電粒子の位置検出の精度として、ドリフトチェンバー一面に対して、180μmという値を得るに至った。叉、粒子飛行時間の測定においては、時間分解能として、一検出器当たり100psが得られた。いずれも当初の予想を上回る成果である。
前方に放出されるπ^0π^0事象は、4γを捉えることによって測定するので、ガンマ線検出器が用いられる。その試作検出器として、一つの大きさが、20×20×200mm^3であるPWOクリスタルを3×3のマトリックスに組み上げたガンマ線検出器を製作し、その性能試験を行った。この試験は、SPring-8からの残留ガスによる制動輻斜光を用いて成された。その結果、エネルギー分解能としては【numerical fomula】が得られ、又、位置分解能として、【numerical fomula】が得られた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] A. V. Dolgopolov et al.: "Results of a beam test of the combined lead glass and PWO cells detector for the COMPASS electromagnetic calorimeter"Nucl. Instr. Meth.. A420. 20-28 (1999)

  • [文献書誌] D. Barberis et al.: "A study of the centrally produced baryon-antibaryon systems in pp interactions at 450 GeV/c"Phys. Lett.. B446. 342-348 (1999)

  • [文献書誌] D.Barberis et al.: "A partial wave analysis of the centrally produced π^0π^0 system in pp interactions at 450 GeV/c"Phys. Lett.. B453. 325-332 (1999)

  • [文献書誌] T. Hatsuda et al.: "Precursor of chiral symmetry restoration in the nuclear medium"Phys. Rev. Lett.. 82. 2840-2843 (1999)

  • [文献書誌] F. G. Binon et al.: "Beam studies of SAD-150 heavy crystal PWO calorimeter,small angle multiphton detector of GAMS-4pi spectrometer"Nucl. Instr. Meth.. A428. 292-298 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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