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1999 年度 実績報告書

GPS統合処理によるアジア〜太平洋のテクトニクスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 11440129
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

加藤 照之  東京大学, 地震研究所, 助教授 (80134633)

研究分担者 小竹 美子  東京大学, 地震研究所, 助手 (60012944)
キーワードGPS / 統合処理 / 西太平洋 / アジア / テクトニクス
研究概要

本研究計画は4年間であり,本年度はこのための準備を中心とした研究を実施した.まず,観測データの大量高速処理のために高速・マルチCPUを有する高機能ワークステーションであるビジュアルテクノロジー社製VT-Alpha6(500DP2/HU/1024)を導入し,引き続き関連するハードウェア一式(DATドライブ,ハードディスク等)を付加した.また,処理に必要な言語等のソフトウェア一式を設備した.
購入したワークステーションにBern大学で開発されたBernese software(購入済み)を搭載した.このソフトウェアには大量のルーチン処理に効率的なBernese Processing Engine(BPE)と呼ばれる機能が搭載されており,これを滞りなく搭載するためにこのソフトウェアの開発の中心となってきたBern大学のM.Rothacher博士を招聘した.また,米国Scripps海洋研究所のHadley Johnson教授を招へいし,氏が進めている世界のGPSデータのデータベースの利用に関して意見を交換した.また,このBernese softwareを効率的に解析に使用するためのソフトウェアシステムGARD-ll及びそのための専用プロセッサも導入した.
一方,アジア〜太平洋地域におけるテクトニクスについて最新の情報を得るためと,特にアジアでのデータとして中国のデータ処理が不可欠であることから,データ提供等を含めた様々な便宜供与を得るための交渉を行うため中国科学院長春人工衛星観測所のJin Honglin博士を短期に招へいした.導入したハードウェア,ソフトウェアを用いて予備的な解析を実施中である.一例として,タイで実施している観測データを解析中である.また,現在までのところ,西太平洋観測網(WING),GPS気象学,全地球ダイナミクスではそれぞれ別々にデータ解析が実施されているので,これらの研究者の了解を得て,それぞれの観測網の解析結果をSINEX(Software Independent Exchange format)で入手し,これらを統合して解析を実施するため,つくばの関連研究施設に研究代表者と研究分担者が出張し.研究打ち合わせを行った.解析成果の一部はつくばで実施された「GPS国際シンポジウム」で発表された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 加藤照之、GPS大学連合: "WINGの現状と今後の展開"月刊地球. 号外No.25. 132-135 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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