• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

アクティベーションタッギング法を用いたオーキシン多重信号伝達系の分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11440231
研究種目

基盤研究(B)

研究機関北海道大学

研究代表者

山本 興太朗  北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (80142008)

研究分担者 矢部 尚登  横浜市立大学, 木原生物学研究所, 助手 (70285154)
キーワードシロイナナズナ / アクティベーション-タッギング / 挿入突然変異 / オーキシン
研究概要

R.Walden博士らにより開発されたアクティベーションタギングの系を変異原として用い、ゲノムサイズ、エンハンサーの効果範囲を勘案して飽和変異プールの作成を行なった。今年度はコロンビア株を中心に約11,000超の独立なT2ラインを樹立した。なお、構築した形質転換植物ライブラリのうちランズバーグ株を親株としたものについてはかずさDNA研究所シロイヌナズナタグライン共同利用システムに寄託した。このプールの内約6000ラインについて、1ラインづつオーキシン応答に関する一次スクリーニングをおこなった。すなわち、芽ばえの水耕栽培をおこなって胚軸と根の成長に対するオーキシン耐性を調べた。同時に、芽ばえを垂直寒天プレート上で栽培し、胚軸と根の成長方向、屈地性、屈光性、フック形成を調べた。その結果突然変異体候補を多数単離し、現在二次スクリーニングをおこなって本当にオーキシン応答突然変異体であるかどうか調べている。既に確定したオーキシン突然変異体としては、1系統明瞭にオーキシン応答が異常な突然変異体を単離したが、これは相補性テストの結果axrlであることがわかった。また、hlslに酷似した変異体も単離したが、現在相補性テストで検定中である。候補変異体の中には不稔のものも含まれているが、これらについては野生型とかけあわせてヘテロで系統を維持できるように試みている。ただし、野生型とかけあわせても種子をつけない系統も存在する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T. Ogura: "Characterization of protein complexes containing NDP Kinase with characteristics of light signal transducer through phytochrome in etiolated pea seedlings"Photochemistry and Photobiology. 69. 397-403 (1999)

  • [文献書誌] Y. Ogura: "Isolation and characterization of Neurospora crassa nucleoside diphosphate kinase NDK-1"European Journal of Biochemistry. 266. 709-714 (1999)

  • [文献書誌] K. Hasunuma: "Critical insight into recent development of the analysis of light signal transduction in plants and animals"Recent Research Development in Photochemistry and Photobiology. (in press) (2000)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi