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2000 年度 実績報告書

コアベースシステムLSIの機能および性能の検証とテスト手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11450143
研究機関九州大学

研究代表者

安浦 寛人  九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (80135540)

研究分担者 岩井原 瑞穂  九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (40253538)
山下 雅史  九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (00135419)
村上 和彰  九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (10200263)
伊達 博  , 財団法人・九州システム情報技術研究所, 研究員
澤田 直  九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助手 (70235464)
キーワードテスト / システムLSI / コアベースシステム / BIST / 外部テスト / 性能テスト / CBET
研究概要

提案しているBISTと外部テストを組み合わせたコアベースシステムLSIの機能テスト手法であるCBETを改良し,その実用化に対する新たな提案を行った.また,コアベースシステムLSIの性能検証・テストに関する理論的な考察を行った.
1)BISTと外部テストを組み合せた効率的なコアベースシステムLSIの機能テスト手法として開発しているCBET(BISTと外部テストを組み合わせたテスト手法)の実用化を目指し,複数のテストバスをコア同士が共有し,かつテストパタンの入出力時間やテスト用のピン数を最小化する問題を定式化し,その解決法を与えた.これは,今後のシステムLSIのテストコストを削減するうえで重要な知見である.
2)CBETを適用する各コアに対するBISTと外部テストの組み合わせ方について,統計的な解析を行い,総テスト時間を最小とする組み合わせ求め方を与えた.さらに,コアのテスト時間を短縮するための可制御点や可観測点の挿入法についても検討を行なった.
3)製造段階でのばらつきを考慮したコアやシステムの性能検証・テスト手法として,素子や配線の遅延時間のばらつきが統計的な確率分布として与えられる場合の回路全体の遅延時間の確率分布を求める方法について議論し,近似的にその上下限を見積もる手法を開発した.
4)プロセッサコアを含むシステムLSIの性能検証の手法として,標準的なデータパス幅に対するサイクルベースシミュレーションを基準として,シミュレーションにおけるメモリアクセスパタンを解析することでデータパス幅を変化させた場合の性能を効率良く見積もる方法を提案し,プロトタイプを作成した.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 杉原真,伊達博,安浦寛人: "BISTと外部テストの組合せでのテスト時間の分析とコア・ベース設計のテスト時間最小化"電子情報通信学会技術研究報告. VLD99-113. 39-46 (2000)

  • [文献書誌] M.Sugihara,H.Date,and H.Yasuura: "Analysis and Minimization of Test Time in a Combined BIST and External Test Approach"Proc. of Design Automation and Test in Europe (DATE2000). 134-140 (2000)

  • [文献書誌] 溝口大介,安浦寛人: "遅延分布を用いたモデル化による性能見積もりに関する考察"2000年電子情報通信学会総合大会. A-3-14. 32 (2000)

  • [文献書誌] 溝口大介,杉原真,安浦寛人: "ゲート遅延分布を用いた性能テスト手法"情報処理学会DAシンポジウム2000論文集. 173-178 (2000)

  • [文献書誌] 杉原真,安浦寛人: "システムLSI時代における新テスト技術"情報処理学会論文誌. 第42巻3号. (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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