• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

高齢化社会に備えた人物像理解の基礎研究(「人間」を見守る暖かい目の要素技術)

研究課題

研究課題/領域番号 11450146
研究種目

基盤研究(B)

研究機関名古屋大学

研究代表者

末永 康仁  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60293643)

研究分担者 齋藤 豊文  名古屋大学, 難処理人工物研究センター, 助教授 (40235057)
鳥脇 純一郎  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30023138)
森 健策  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (10293664)
キーワード人物像認識 / 顔画像表現 / 背骨姿勢推定 / 人物モデル / モデル当てはめ / 独立成分分析
研究概要

本研究は自然環境下における信頼性の高い人物像抽出の可能性の系統的調査と、それを基にした実際の場面で使える有用な機能を出来る限り多く実現することを目指している。本年度は、計算機内の人物像モデルの設計・実現と入力画像からの基本的人物動作特徴量抽出手法の開発を行った。具体的には、人物像モデルに関する基礎的研究として複数の顔画像が与えられたとき、それらを特徴づける特徴量の検討、ならびに、人物像が与えられたとき、その画像から人の姿勢を推定する手法の開発を行った。前者の研究においては、独立成分分析と呼ばれる多変量解析手法の一つを用いることで、顔画像を効率的に記述することができ、顔画像認識率の向上が図れることが知られた。特に独立成分析手法を用いた場合、人物表情の記述を効果的に行えることが知られた。後者は、あらかじめ人の骨格モデルを用意し、それを変形し、入力される画像に当てはめることで、画像から人の背骨姿勢推定を行うものである。ここでは、人体の背骨モデルとして、背骨を球形状の椎骨(椎骨球)が連接していること仮定する。姿勢推定ではこれらの椎骨球の連なりを曲げ、そこから推定される人体外形像と画像とのマッチングを取ることで、姿勢推定を行う。人物像モデルの構築には、人の全身3次元X線CT像を用いた。本手法について予備的な実験を行った結果、もっともらしい姿勢推定が可能であることを確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 古川大介: "画像からの背骨推定に関する予備的検討"電子情報通信学会技術研究報告. 99・575. 9-16 (2000)

  • [文献書誌] 二村 直広: "ICAを用いた顔画像表現法および顔認識システムへの応用について"電子情報通信学会技術研究報告. 99・515. 21-28 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi