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1999 年度 実績報告書

プロトン・エレクトロン二重共鳴イメージングの研究

研究課題

研究課題/領域番号 11450157
研究種目

基盤研究(B)

研究機関山形大学

研究代表者

小野 光弘  山形大学, 工学部, 教授 (60007010)

研究分担者 湯浅 哲也  山形大学, 工学部, 助教授 (30240146)
下山 雄平  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50123948)
赤塚 孝雄  山形大学, 工学部, 教授 (80091875)
山本 哲也  山形大学, 工学部, 助手 (30312755)
キーワードNMR / ESR / プロトン / エレクトロン / 二重共鳴 / インビボ / マイクロ波 / ラジオ波
研究概要

活性酸素等の生体フリーラジカル(不対電子を持つ原子または分子)が病気の発症と促進に深く拘わっていることが指摘されている。そのため不対電子の唯一の直接測定法であるESR(Electron Spin Resonance、電子スピン共鳴)法の研究が近年盛んになっている。特に生体のインビボ(生きたままでの)計測の可能なESR法およびその装置の高感度化が、医学、薬学、その他の関連分野から強く要求されている。本研究ではOverhauser効果によるPEDRI(Proton Electron Double Resonance Imaging、プロトン・エレクトロン二重共鳴イメージング)法の高感度化の研究を次の様に行った。
(1) 電磁波の周波数の変化による感度の違いを正確に把握できるように、これまでに英国アバデイーン大学等で用いられてきた数MHzに替えて、NMR:8MHz、ESR:5.6GHzとした。このことにより、アバデイーン大学の少なくとの10倍の高感度化が達成できる見込みである。これに伴い、パルス成形回路、パルス制御回路、マイクロ波パルス電力増幅器、T/R(送/受信)スイッチ、共振器、低雑音増幅器等に関しての新しい仕様を定めた。
(2) 中でも特に共振器の性能が研究成果の善し悪しを決定するので、共振器についてはバード・ケージ、ソレノイド、サーフェイス・コイル各共振器に関して理論的、実験的に特性の吟味を行った。その結果、NMRにはバード・ケージ共振器を、ESRにはサーフェイス・コイル共振器を用いることにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Mitsuhiro Ono, et al.: "Development of 350MHz pulsed EPR"International workshop on Techniques and Bio-Medical Applications of In Vivo EPR and PEDRI. 42-42 (1999)

  • [文献書誌] Mitsuhiro Ono, et al.: "Optimum design of a surface coil EPR resonator used for rat striatum"International workshop on Techniques and Bio-Medical Applications of In Vivo EPR and PEDRI. 43-43 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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