研究概要 |
本研究の目的は、能動的な画像センシングに適した新しい原理のイメージセンサである時間相関イメージセンサを開発し、それに基づいて従来にない新しいパターン計測技術を展開してゆくことにある。ここで時間相関イメージセンサとは、入射光強度と全画素共通に与える外部電気信号との時間相関を出力するイメージセンサであり、申請者らが独自に研究を進めてき.たものである。 研究期間(3年間)の成果概要は以下の通りである。 時間相関イメージセンサのデバイス試作と評価 東京大学VDECのCMOSプロセスを利用して,下記のデバイスを試作し,動作を確認,検証した。1.64x64画素時間相関イメージセンサ 2.時間相関型PSD 3.16x16画素全ディジタル型時間相関イメージセンサ 4.32x32画素三相相関方式時間相関イメージセンサ 時間相関イメージセンサを用いた応用計測 時間相関イメージセンサを用いて,下記の新たなパターン計測技術を提案した。1.構造化照明を用いた振動パターン計測法 2.位相変調シート照明を用いた実時間三次元計測法 3.画像の局所対称性を検出する固視微動型特徴抽出法 4.波長可変単色光源を用いたスペクトルマッチングイメージャ 5.時間位相符号化方式実時間レンジファインダ
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