研究分担者 |
杉山 和一 長崎大学, 環境科学部, 助教授 (80253631)
石崎 勝義 長崎大学, 環境科学部, 教授 (30301360)
蒋 宇静 長崎大学, 工学部, 助教授 (50253498)
安原 一哉 茨城大学, 工学部, 教授 (20069826)
平岡 教子 長崎大学, 環境科学部, 助教授 (40133178)
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研究概要 |
生活廃棄物の代表格である廃棄発泡スチロールは、梱包緩衝材、生鮮食糧輸送、弁当箱等々、生活のあらゆる場面で目にする最も一般的な廃棄物である。しかしながら、廃棄発泡スチロールを焼却処分する場合には、多くの資源・エネルギーが必要になるばかりか、周辺に有害物質を発生させる可能性も高い。また、現在廃棄物処分場の確保が大きな問題となっており、処分場に埋め立てる量にも限界がある。こうした廃棄物としての発泡スチロールを、新たな製品としてリサイクルして再利用する技術の開発が急務となっているが、多くの場合多大な資源・エネルギーが必要になり、社会全体からみればむしろマイナス要素になることも多い。 本研究は、廃棄発泡スチロールを砕片状に破砕し、砕片状の発泡スチロールと土砂をサンドイッチ状に撒き出し、転圧することにより、軽量盛土を構築する方法の開発を行うものであるが,今年度では主に,廃棄EPS砕片層と土砂層を交互に配置した軽量地盤材料の安定性と擁壁に作用する土圧分布特性について,昨年度製作した積層地盤載荷装置により詳細に調べた。また,模型実験の結果に基づいて,積層地盤の強度・内部応力状態および変形特性の把握のための数値解析モデルの開発を行い,載荷状態での積層地盤の変形と安定性について考察を行った。
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